そして、その乗り物の「ウガツチ」が琵琶湖に祀られて「宇賀神」となった。
琵琶湖の竹生島には「都久夫須麻神社」があり、
「弁才天」と「宇賀福神」が祀られています。
実は、もともとこれは、
「豊玉姫」と、その乗り物の「ウガツチ」であったことが、『ウエツフミ』の記述から分かってきました。
山彦と豊玉姫が、竜宮城から帰還するとき、綿津見の神の命令で「ウガツチ」という龍神が二人を見送ります。
さらに、ご神宝の「潮満玉、潮干玉」を祖母山に運んで安置し、
その後、豊玉姫が移動するときはいつでも乗り物として活躍しました。
だから、その功績によりウガツチは、琵琶湖の竹生島(またはウガチ島とも呼ばれた)に祀られたのです。
【原文】http://www.coara.or.jp/~fukura/uetufumidata/uetudata.php?tno=14&sno=16
また、大国主の時代にも、綿津見の神がその就任を祝って、ウガツチを従臣として遣わしたとあります。
【原文】http://www.coara.or.jp/~fukura/uetufumidata/uetudata.php?tno=10&sno=1&lnox=20
これが、いつのまにか、正体不明のヘビの姿をした「宇賀福神」に変わり
(多分、大物主=蛇神を信仰する勢力の仕業です)
豊玉姫は、中国出身の「弁才天」に変えられ、
「弁財天」と別の文字も充てられ、イチキシマ姫であるという珍説も登場しました。
(これも混乱作戦でしょう)
つまり海神系統はことごとく封印されているのです。
ここからは、私の推測ですが
◆ウガツチの姿は、添付写真(都久夫須麻神社にある欄間)のとおりで、これが中国の鳳凰と混同されているようです。翼はありますが海の生き物で、実在した「首長竜」のことでしょうか?
◆日向族が信仰していた海神には、このほかサイモチの神(サメと解されている)、ミソサスリ(またはイソサスリ、アザラシと解されている)などがあります。そもそも豊玉姫自身のお姿が、ウロコや角、キバのある海獣でした。
◆もしかしたら、琵琶湖の湖底には、竜宮城とつながる洞窟、またはStar Gateがあったのかもしれません。
そう考えないと、豊の国で山彦と新婚生活を送っていた豊玉姫の乗り物が、琵琶湖に置かれていた理由が説明できません。
最後に、なぜ、豊玉姫を始めとする海神系統は、ことごとく封印されているのでしょうか?
ここに文明同士が衝突した痕跡があります。
蛇神を信仰する勢力と、海神を信仰する勢力の対立構造が、現在まで続いていると考えられるのです。
はるか古代まで遡れば、それは、「アトランティス大陸」と「ムー大陸」の対立だったのかもしれません。
最近、テレビニュースで「リュウグウノツカイ」や「ダイオウイカ」が、頻繁に取り上げられているのは、もしかしたら海神復活の予告編かもしれませんよ。
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平井 (日曜日, 11 2月 2018 00:29)
はじめまして
父の先祖が対馬の
わたずみ神社
神主でした
トヨタマヒメ
伝説でなく
本当のお話なら
いいのにですね
ありがとうございました!
09043461745
平井