「今夜のイノコ」は、
景行天皇が土蜘蛛族を滅ぼしたことをお祝いする祭りである。
大分地方に伝わる伝統行事に「今夜のイノコ」というものがあります。
稲刈りも終わって、段々寒くなり始めた10月頃の夜、村の子供たちが手に手にワラの縄で編んだ槌(つち)を持って集まってきます。
そして、こっそりと音を立てないように、村の家々の庭に忍び込むと、突然、大声で下記の歌を歌いながら、ワラの槌で庭をボコボコとたたくのです。
すると、この家の住人が驚いたフリをしながら、事前に用意してあったお餅や、お菓子や、お金を配るのです。
だから、子供たちにとっては春の「お接待」と並んで、とても楽しみな行事でした。
これは、正式には「亥の子」と呼ばれ、モグラ退治の行事だと教わってきましたし、全国各地に似たような風習があります。⇒ Wikipediaの記述
私は、なんでこんなことをやらされるのか?と、不思議に思っていました。
モグラの害といっても、小さな土の小山が出来る程度で、大した被害は無いのです。
問題は、その歌詞の内容です。
「今夜のイノコ 祝わん者は、鬼生め! 蛇生め! 角ん生えた子生め!」
モグラを追い出すにしては、すさまじい罵倒です。
しかも「祝わないと呪いがあるぞ!」と脅しているのです。
さらに、いったい何のお祝いだというのでしょうか?
モグラには全く関係ないようですし・・・・・
これは、景行天皇が土蜘蛛族を滅ぼしたときに、椿の木で作った槌(つち)で、土が被せられた屋根を叩き壊して、中の住人を追い出したことに由来するものと思われます。
つまり、天皇家に反抗しようとするものは、「奇形児を生むのだぞ!」と脅かしながら、当時の戦闘の様子を再現して、住民たちに恐怖の体験を思い出させているのです。
あるいは、天皇家への服従を、一戸一戸確認してゆくための「踏み絵」だったのかもしれません。
私の考えすぎでしょうか?
<追 記>
最近、YouTubeで公開されている「Ancient Aliens」シリーズ by History.com に興味を持ってよく見るのですが、そのなかに面白い説明があります。
◆古代「バイキング」とは、宇宙からやってきて地球に住み着いた人たちで、その強大な科学技術力をもってヨーロッパ全土を統一してゆくのですが、彼らの使っていた秘密兵器が「金属製のハンマー」であったというのです。これは神話ではなく、実在した科学兵器であり、強烈なエネルギーを放出して大地を砕く能力があったと説明されています。
◆2014年に公開された映画「マイティー・ソー」が持っていた秘密兵器も「ハンマー」でした。この物語は北欧神話をもとに構成されています。つまり、このハンマーは実在していた可能性があります。
もしかしたら景行天皇もこのバイキングの末裔で、「椿の木で作った槌」とは、最先端の未来兵器だったのかもしれません。
そういわれてみれば、古代天皇家のまわりには、「天の磐船」や「舟形古墳」など船を連想させるアイテムが多く、しかも盾(たて)などという日本人らしくない武器も使われているので、もしかしたらバイキング=宇宙人だったのかもしれませんね。
熊襲とは、熊毛王国と薩摩隼人との連合軍だった。
この勢力が、九州を統一し、そして畿内に東征して、大和王朝を樹立した。 >>>詳細をみる
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