今回は、いま研究中の大胆な仮説を発表します。
まず、結論を先に書きますと・・・・・
1. 浦島太郎とは山幸彦のことであり、乙姫様とは豊玉姫のことである。
2. 竜宮城とは、琉球(つまり沖縄)のことである。
3. そして、『浦島太郎伝説』は、『豊玉姫伝説』を隠蔽するために創作された。
つまり言い換えると、こういうことになります。
1. 九州に降臨したニニギの命の息子である山幸彦は、(紛失した)兄・海幸彦の釣り針を探して、竜宮=琉球にたどりついた。
2. そこで豊玉姫に巡り会い、二人はめでたく結ばれて、息子・ウガヤフキアエズの命をもうける。
3. つまりウガヤフキアエズ王朝とは、ニニギの子孫である「弥生人」と、「琉球王国」との政略結婚により誕生した政権であった。
4. だから弥生人と琉球人は同じDNAを持っている。
5. その後、政権を奪い返した縄文人たちが、『豊玉姫伝説=ホンモノ』を無き物にしようと画策し、よく似た『浦島太郎伝説=ニセモノ』をでっちあげた。
6. つまり「全ては煙とともに消えた幻でした!」という結論に書き換えた。
それでは、その根拠を順番に検証してゆきましょう。
『浦島太郎伝説』と『豊玉姫伝説』の比較
要するに、この2つの伝説は、何から何までそっくりなのです。
竜宮城でめぐり合った二人の男女、その馴れ初めを2つの物語が伝えています。
ここでは詳しくは書きませんので、ピンと来ない方は、下記の比較表をご覧ください。
浦島太郎伝説 | 豊玉姫伝説 | |
主人公 | 浦島太郎と乙姫様 | 山幸彦と豊玉姫 |
動機 | 助けた亀に連れられて | 無くした兄・海幸彦の釣り針を探して |
乗り物 | 亀 | 鯨 またはヤヒロウガツチ |
たどり着いた所 | 竜宮城 | 竜宮城 |
お姫様の正体 | 竜宮城のお姫様 | ワタツミの神の娘、実は竜の化身 |
帰国するキッカケ | 不明 | 祖国で政権争いが発生したため |
お土産 | 玉手箱 | 潮満玉と潮干玉で、のちに三種の神器となる |
結末 |
乙姫様とは行き別れ 本人は白髪の老人に |
豊玉姫が大分に嫁いでくる 出産中に正体を見られたため怒って里帰りするが サルタヒコが迎えに行ってよりを戻す |
でも、たったひとつ大きく異なっているのは、その「結論」です。
◆『豊玉姫伝説』では、二人の息子・ウガヤフキアエズは強力な軍事力を発揮し、周辺の国々を次々と服従させて、ウガヤフキアエズ王朝が誕生します。そして、この政権は少なくとも74代以上続いた・・・・・。
つまり“ハッピーエンド”になっている訳です。
◆これに対して『浦島太郎伝説』では、玉手箱から出た煙を浴びた浦島太郎はすっかりおじいさんになってしまい、全ては幻想だったことに気づくという、シュールな結論になっています。
つまり乙姫様や竜宮城の存在そのものを根底から揺るがせ、ウガヤフキアエズ王朝の実在性を否定するという、巧妙な心理手法が採られているのです。
竜宮城とは、琉球のことである!
これに関しては多くの人がその関連性に気づいていながら、決定的な結論が出ていません。
例えば、こちらのサイトをご覧ください。
http://www.systemicsarchive.com/ja/b/riddle.html
私が単純に、この両者の共通点に気づいたのは、その音韻からです。
つまり、「竜宮」は「リュウキュウ」とも読めるからです。
大分には「リュウキュウ」という名前の郷土料理があり、鯵や鯖などの切り身をゴマ醤油でまぶしたものですが、子供の頃からなぜそれが「リュウキュウ」なのか?不思議に思っていました。
最近、「もしかしたらこれは琉球料理または竜宮料理のことではないか?」と考えるようになりました。
豊玉姫がどこからやってきたか?については「上記(うえつふみ)」の文献からもはっきりと確認できません。
ただし、豊玉姫が嫁いできたときのルートや、サルタヒコが里帰りしていた姫を連れ帰ったときのルートから、「国東半島からヤヒロウガツチという乗り物に乗って海を渡った」ことだけは確認できます。
ちなみに、このヤヒロウガツチですが、のちに「宇賀神」という神様になって琵琶湖にある島に祀られたと書かれています。
以前、これは「潜水艦型UFOだったのではないか?」と書きましたので、興味のある方は、こちらから。
ところが最近になって科学的な証拠が出てきました。
そう、DNAの研究です。
つまり、弥生人のDNAは日本人と琉球人だけが引き継いでいるというのです。
ここからは大胆な推論になりますが、もしかしたら弥生人のオリジンは、伝説の「ムー大陸」にあったのではないでしょうか?
太古の昔、日本の東南海には「ムー大陸」という文明が存在し、一夜にして海の底に沈んだ。
そして、そこに住んでいた人たちの生き残りが琉球人なのではないか?
このことを裏付けるように、与那国島付近の海底からは人工物の遺跡も発見されました。
http://matome.naver.jp/odai/2133751340913855001
つまりウガヤフキアエズ王朝とは、大分に降臨したニニギの命の末裔たちと、ムー大陸の生き残りであった琉球人とが婚姻により結ばれて、その結果誕生したハイブリッド新人類による王朝だったのです。
では、なぜ『浦島太郎伝説』が生まれたのか?
もしも上記の仮説が正しいとすると、『豊玉姫伝説』をやっきになって抹消しようとした犯人は縄文人だということになります。
なぜなら縄文人とは、アトランティス大陸の末裔たちの可能性もあるからです。
このことは、以前に詳しく書きましたので、こちらから。
つまり、日本の歴史の背後にあるのは、弥生人と縄文人の間で繰り広げられる激しい権力闘争であり、ひいていえば、それはムー文明とアトランティス文明との戦いなのです。
もしかしたら、一部スピリチュアル系の人が指摘しているように、プレアデス星人とレプティリアンが戦っているのかもしれませんが・・・・???
「ついに作者は乱心したか」とお思いの方も多いかと思いますが、この仮説を応用すると現代社会の不可解な事件も、その本当の理由がハッキリと見えてきます。
例えば、アトランティスの直系である(=ピラミッドを信仰する)アメリカが、日本を占領したときに、まずどこに駐留しましたか?
そう、沖縄ですよねえ。
本土ににらみを利かせる目的なら、もっと近くて豊かな土地もあったハズです。
なぜあえて、サトウキビしか生えない離島に駐留したのでしょうか?
もしかしたら、ここはムー文明の重要拠点なのかもしれません。
だから沖縄問題は、非常にやっかいなのです。
さてさて、なんだか最近、歴史の風向きが変わってきたことに気づきませんか?
アメリカが没落し、日本人の優秀さを賞賛するテレビ番組がちまたに溢れています。
もしかしたら、明治維新から続いた縄文人政権も、ついに終わりのときを迎えようとしているのかもしれませんよ。
乙姫 (金曜日, 05 12月 2014 07:01)
こんにちは。
いつも楽しく拝読させて頂いてます(^^)
縄文人と弥生人の戦い・・・
ムーとアトランティスの戦い・・・
納得です。
イエスかノーかの二者択一の世界、権力や宗教の呪縛世界から脱却する時が来たのだと思います。
(牛頭天王の封印は解かれたようです。)