宇奈岐日女神社の正しいご由緒
先日、由布院の宇奈岐日女神社を訪れてきました。
「ウナギ姫っていったい誰?」
由緒書きを見ても「鰻(ウナギ)と関連がありそうだけど不明」みたいなあいまいな説明になっています。
ふと疑問に思った私は、さっそく『ウエツフミ』を紐解いてみました。
すると、やっぱりあるではないですか!
なんと、天照大神が指名した「14柱の繊維の神様」の一人で、木綿の栽培を担当する神様だったのです。
そして、ここ豊日の国に降臨して、綿花とカヅラオチ(多分地元の方言でポンポン草=カラムシのこと)の栽培を指導したので、「ここを綿田」といい、また「カヅラオチを植えたところを越智という」と書いてあります。
【原文】http://www.coara.or.jp/~fukura/uetufumidata/uetudata.php?tno=3&sno=15&lnox=14
そして、その木綿の糸を紡ぐのが、あのタナバタ姫の役目でした。
つまり「七夕」は日本古来の風習であり、中国伝来の「織女・牽牛伝説」は、逆輸入である可能性が高いということになります。
それにしても、なぜこんなシンプルなご由緒があいまいにされているのでしょうか?
しかも宇奈岐日女神社のご神殿には、立派な菊花のご紋章が入っているのに…
つまり皇室公認の由緒正しい神社であるのに・・・???
ふと私の脳裏をよぎったのは、かつて日本は木綿で大もうけしたことがあるという事実です。
そう、あの高度経済成長期時代に、日本の景気をけん引したのは「繊維業界」でした。
戦後、日本の繊維製品は世界中に輸出され、外貨を稼ぎまくったのです。(昭和30年代)
このことがアメリカを激怒させ、ついに「日米繊維摩擦」に発展します。
怒りまくったニクソン大統領は、ついに「変動相場制」を導入し、円の価値を高騰させて、アメリカの代金支払いの負担を軽減しようとします。
分かりやすくいうと、それまでは1ドルで木綿を売れば360円もらえていたのに、ニクソンショック以降は、その半分の代金しか受け取れないことになりました。
まさに、「憎損と書いてニクソンと読む」ですよね。
冗談はさておき、アメリカが「木綿の神様」を狙ったという証拠はありませんが、逆に考えれば、「木綿の神様を復活させれば、繊維王国日本が復活する」という公式が成り立ちませんか?
最近日本の繊維業界は不景気続きで、「カネボウ」や「帝人」など、かつての名門の名前が忘れ去られようとしています。
繊維業界にお勤めの皆様、ぜひ宇奈岐日女神社を参拝してみてはいかがでしょうか?
きっと「木綿の女神様」はあなたに微笑んでくれますよ。
なぜなら、日本人の祖先なのですから。
【宇奈岐日女神社の概要】
http://kazenoyadori.seesaa.net/article/252561346.html
天照大神が任命した14柱の織物の神様とは?
それでは、14柱の神様とは一体誰だったのでしょうか?
下記に全員をリストアップしておきましたので、参考にしてください。
ある日天照大神は、14柱の神々を集めてこう命令します。
「汝らは絹取りの神となって、人民に糸や布を作る方法を教えよ!」
その14柱とは・・・・
◆アマツマユワケノオ、アマツマユコヒメ(の夫婦神)
群馬県に降臨した、蚕(カイコ)を育てる神様で、桑の木を植えた
マユを口に含んで絹糸にする
◆アメノアガイヒコ、アメノアガイヒメ(の夫婦神)
徳島県に降臨した、麻と楮(カジ)を栽培する神様
その皮を引きはがして麻糸にする
◆ アマツウナキヒコ、アマツウナキヒメ(の夫婦神)
大分県に降臨した、綿花とカズラオチを栽培する神様
綿花の実から綿糸を作る
◆アメノタナハタヒコ、アメノタナハタヒメ(の夫婦神)
奈良県に降臨した、絹糸から布を作る神様
※ここから織姫と彦星の七夕伝説が生まれた
◆アメノワカタケヒコ、アメノワカタケヒメ(の夫婦神)
山口県に降臨した、倭文(しとり)を織る神様
※倭文(しとり)とは楮(こうぞ)、麻、苧(からむし)などの糸から作られた布のこと
◆アマツチハリヒコ、アマツチハリヒメ(の夫婦神)
島根県に降臨した、綾を縫う神様
絹布を裁断し、針を使って糸でキレイにつないで男衣・女衣を作り、夏の暑さ冬の寒さをしのぐ手段とする
◆アマツカケヨリヒコ、アマツカケヨリヒメ(の夫婦神)
和歌山県に降臨した、倭文(しとり)を裁断して衣を縫う神様
以上の14柱が、それぞれの国から始めて日本全国の人民たちに「ものまね」させて覚えさせました。
天照大神の意思(天の神訓り)のままに、それぞれの神々が日本各地の諸侯たちに「千萬の法道(ちよろずののりち) 」を伝授したので、全国の人民たちは雨から隠れ、風から隠れ、暑さから隠れ、寒さから隠れて、家を建て、衣を着て、食べ物にも飢えることが無くなりました。
こうして荒ぶる頭どもを追い払うこと(神逐い)ができたので、現世の厳しい世の中でも、朝楽しく、夜楽しく、老人や成年男女、子供たちにいたるまで一緒に喜び、春は花に歌い、夏は繁き葉に歌い、秋は豊かに実った穂に歌い、冬は落ち葉に歌って、笑いながら暮らせるようになりました(めでたし、めでたし)。
【原文】http://www.coara.or.jp/~fukura/uetufumidata/uetudata.php?tno=3&sno=15&lnox=14
どうです?
素晴らしいでしょう『ウエツフミ』の世界。
いつの間に日本人は、これらの神々の恩恵を忘れてしまったのでしょうか!
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siraki (金曜日, 03 2月 2017 23:26)
昔、三韓の 諸国は日本列島に上陸して
競争的に植民地を広げていました。
織造は 白木綿(志羅紀ゆふ)に代表されるように
新羅の得意で
宇奈岐日女神社という 名はその所が新羅の
属領というのを言うのです。
例えば
栲衾新羅国、栲衾志羅紀の三埼、白衾新羅国
こんな単語が分かっていますか?
柚富郷 在二郡西一 此郷之中 栲樹多生 常取二栲皮一 以造二木綿一 因曰二柚富郷一
意味を理解しますか?
三韓は本来言わば 連邦制で
新羅は大きく言えば 赤色と 白色があるのに
例えば 熊甲祭の 高天鹿春阿羅高市の
赤色の旗の新羅とは微妙に区別しなければならない必要があるから
栲衾新羅みたいな表現が登場するのです。
上紀は 白衾新羅 新羅の立場(入場)で
敍述している 文章です。
"栲衾新羅へいます君が目を今日か明日かと斎ひて待たむ"
夜青龍 (月曜日, 06 2月 2017 18:34)
いい加減にしろよ、このキムチ野郎!
名無し (月曜日, 25 11月 2019 16:48)
新羅のシンボルカラーは白と赤と青があって、
それらの中では、これだって決まってるものがあるわけではないよ